じゃんけんの勝率を上げる?

序文

 日本一メジャーなゲーム<じゃんけん>
 日本国内だけでも競技人口は一億三千万人を超えるとされ、ほぼ全日本国民に普及している。本レポートはじゃんけんの勝利方法についての物である。

テクニック

 じゃんけんにはいくつかのテクニックがある。技術的な物が多く、レーニングを必要とされるものだが、その効果は計り知れない。
1.後出し
 相手の手より後から出す。じゃんけんのシステム上、成功すればほぼ勝つことができる。一般的に禁止されており発覚した場合無条件で負けとなる。
2.先出し
 相手の手より先に出す。単純に考えれば不利な方法なのだが「ポン」の掛け声の前に握りを変える、ということを行うことで有利に進めることができる。
3.三味線A
 いわゆるブラフである。「グーを出す」などの宣言を行うことで相手の手を縛る手法である。子供っぽい、余り有利にならないなどのデメリットがある。
4.三味線B
 相手を興奮状態にすることで相手の手を縛る手法である。もし相手が興奮した場合、一般的にパーがでやすくグーが次ぎ、チーの可能性が最も小さくなる。これは興奮時に手の握りが堅くなることが原因である。
5.監視
 相手が握った手を観察し、相手の出す手を予想する。先にふれたように握りが堅くなっている場合はチーの確率が減少し、柔らかく握っていればチーを出す準備をしているとも読み取れる。
 直接的に相手の出す手を読み取り素早く出すという上級戦術も存在する。

戦術

知識として持っておくだけで勝率の上がるtipsである。
1.初心者はグーを出す
 初心者はグーを出しやすい。グーの握りは拳である。よって潜在的に強いというイメージを抱かせている。特に男性にこの傾向が強い。
2.困ったらパーを出す
 チョキはもっとも出にくい手である。参考文献によると29.6%がチョキの出てくる確率である。これはグーやパーに比べ明らかに小さい。先の<初心者はグーを出す>と組み合わせて使うといいだろう。
3.二回連続の出しにくさ
 同じ手を二回連続して出すことに、抵抗を覚えることは多い。過去に学研の雑誌にて相手が同じを出さないと仮定した時の勝利確率を調べた記事が存在し。それでは60%を超える物となっていた。
 同様に三回連続して出されることはさらに少ない物と思われる。
ただし、相手が同じ手を出し続けるという戦術をとっている場合があるので注意すること。

集団時の戦術

 これまでは、一対一での戦いを前提として解説してきたが、集団時にじゃんけんは一対一の時と異なった戦術が発生する。
 それらはあまりに強力な戦術である。それに関して記述する。
1.一対all
 一対一対一対……といった勝負だけではない。
一人対「残り全て」といった形に持って行くことを談合する事でこの戦術は成立する。残り全てのプレイヤが示し合わせて同じを手を出せば、狙われた一人の一人負け、一人勝ちの格段に上昇する。主に一番負けたプレイヤの負担が大きい勝負で発生する。
2.ルーチン探索
 多人数でのじゃんけんではルーチンで行動するプレイヤーが発生しやすい。しかしながら多人数プレイでもそのルーチンに関するデメリットは大きい。ルーチンワークをとるプレイヤーに対して負けない手を出し続けることで、その段階での敗北率は0%になり勝率は100%となるのだ。また誰かがルーチン探索に成功している場合、成功しているプレイヤ、露見したプレイヤ以外の勝率も低下するので、これには注意が必要。
3.ブロック
 ルーチン探索に関連したテクニックである。3人以上が協力し意図的に<あいこ>を発生させることで勝負を進展させずにおくことができる。
 これによってゆっくりルーチン戦術をとっているプレイヤーを発見することができるのである。
4.通し
 ルーチン探索や一対all、ブロックで用いられる。味方となるプレイヤーの出す手やルーチンで行動している相手の手を、味方に伝達するテクニック。空いている片方の手でそれを示す、といった方法が用いられる。
5.裏切り
 事前の談合に対して裏切る行為。相手の手が分かるので、<あいこ>にならない限り勝つことができる。ただしその後の人間関係については知ったこっちゃない。
 ルーチン探索をされたプレイヤーがそれに気づきはずす、という行為もこれに含まれる。

ルーチン

最後にルーチンに関して記述する。じゃんけんにおいて手を読まれることは即敗北につながるのだが、それでもルーチンワーク手でを出すプレイヤーもいる。一般的に以下の二つがあげられる。
1.グー→チョキ→パー→グー
逆回しのルーチンも存在する
2.同一の手の連続
わかった? じゃんけんは運じゃないんだよ。戦術と知略と動体視力でどうにでもなる物なんだ。
参考文献
http://www.worldrps.com/index.php?option=com_content&task=view&id=256&pop=1&page=0