オセロの攻略本。

 息抜きに hangame でオセロを打っていて思った。
 将棋やチェスやオセロや碁の様なボードゲームには、必ず勝てる動き方がある。ただそれが余りに膨大な計算を要する為に、最後の一手まで解析されていないだけのこと。
 もし解析できればどうなるかは、3×3の○×ゲームを見れば分かる。必ず先手が勝つようにできている。はじめに真ん中に起き・・・という具合にだ。
 確かに将棋やチェスや碁は膨大な計算量になるだろう。この三つの中で現在のコンピュータが勝てるのは、チェスだけだ。碁なんて世界最強の北朝鮮製ソフトがアマチュア初段程度、なんていういつになったら勝てるのやら・・というレベルだ。
 しかし、オセロならどうだろう。計算量は最大値すらせいぜい (60*59*58*57*56*55*54*53*52*51*50*49*48*47*46*45*44*43*42*41*40*39*38……)^2程度だ。実際には六十や三十も置ける手がある局面なんてお目にかかったことがないのでずっとすっくないだろう。(最後の二乗はパスがあるため。)
 まあ人が覚えると思えば無理な値だが、コンピュータで処理するのなら不可能な値ではない。サイズは京極煉瓦本ぐらいには収まると思う。(無論何の確証もないが。)そして売り出す。きっと物好きどもが大挙して買う。そうすればネットでオセロを打とうと思う奴は消えるに違いない。○×ゲームをネットゲームにしてやる奴がいないように。人と向かい合って打つしかなくなるわけだ。
 そして最後の負け惜しみの台詞はこれになる「まあ煉瓦本があれば負けないけどなw」